初期胎児スクリーニング検査

初期胎児スクリーニング検査


新しい命を迎えるあなたへ

この度は、ご妊娠おめでとうございます。
当院では、お母様とそのご家族が安心してマタニティライフを過ごせるよう、専門的な検査と丁寧なカウンセリングを心がけています。
その一環として、初期胎児スクリーニング検査についてご説明させていただきます。


初期胎児スクリーニング検査とは

出生前検査には主に染色体疾患を対象とした「出生前遺伝学的検査」と、臓器などの構造異常を対象とした「出生前形態学的検査」に分かれます。
妊娠13週頃に行う「初期胎児スクリーニング検査」は、赤ちゃんの発育や形態を詳しく観察する、とても重要な検査です。この時期は、赤ちゃんの全身の構造がある程度完成し、心臓・脳・手足・内臓などを詳細に確認できる最初のタイミングでもあります。
当院では、通常の妊婦健診の超音波検査よりも時間をかけ、専門的な視点で赤ちゃんの状態を丁寧に確認していきます。

※検査をご希望の方は、初診の方でも紹介状は不要でございます。

<出生前遺伝学的検査>
非確定検査には様々な検査があります。
当院では、NIPTを行っています。(令和8年10月ごろよち開始予定)

<出生前形態学的検査>
当院では初期胎児スクリーニング検査を行っています。


初期胎児スクリーニング検査で主に調べられること

胎児の発育
妊娠状態
胎児数(単胎・双胎)
胎児心拍
胎児発育
胎盤・絨毛位置
羊水量
頭部・顔面頭蓋骨形成
脳の左右差(midline shift)
頸部浮腫(NT)
頸部嚢胞性病変
眼窩・水晶体
その他頭頸部異常
胸部・心臓胸水の有無
心臓位置
四腔断面(4 Chamber View)
心拍リズム
横隔膜
その他胸部異常
腹部胃胞の位置
腎臓・膀胱
腹壁
腹水の有無
臍帯動脈数
その他腹部異常
骨格系脊椎
上肢・手指
下肢・足指
異常隆起物の有無
その他血流評価

初期胎児スクリーニング検査で発見が期待できる主な異常

  • 無脳症
  • 重度脳形成異常
  • 全前脳胞症
  • 大きな腹壁異常(臍帯ヘルニア、腹壁破裂など)
  • 重度四肢異常
  • 大きな嚢胞性リンパ管腫
  • 重症心奇形の一部
  • その他、妊娠初期から診断可能な重篤な形態異常

【検査の限界について】
胎児スクリーニング検査ではすべての先天異常を発見できるわけではありません。
また、胎児の向きや母体条件、妊娠週数により十分な観察ができない場合があります。そのため当院では妊娠20週頃および妊娠30週頃にも胎児スクリーニング検査を行い、継続的な評価を推奨しています。


結果が出た後の大切な事検査後の流れ

このタイミングで詳細な観察を行うことで

  • 異常の早期発見
  • 今後の妊娠管理の方針決定
  • 必要に応じた追加検査のご提案

が可能になります。
「現時点で何も問題がないことを確認する」という意味でも、大きな安心につながる検査です。
必要時は当院と連携している高次医療施設へご紹介させいただきます。


初期胎児スクリーニング検査料金などのご案内

料金当院かかりつけ ¥22,000(税込)
他院かかりつけ ¥27,500(税込)
実施日火曜日・木曜日 9:30~12:00
所要時間約30分
予約方法公式LINE、お電話、または受付にて

戸越銀座レディースクリニック医師からのメッセージ

妊娠初期は、喜びと同時にさまざまな不安を感じやすい時期でもあります。
「赤ちゃんは順調に育っているだろうか」
「見えない部分に問題はないだろうか」
そのようなお気持ちを抱えながら過ごしている方も多いのではないでしょうか。

初期精密超音波検査は、赤ちゃんの状態を詳しく確認できる大切な機会です。異常を見つけるためだけの検査ではなく、赤ちゃんが元気に育っていることを確認し、安心していただくための検査でもあると私たちは考えています。
この時期にしか得られない情報があり、それは今後の妊娠経過を見守っていくうえで、とても大切な意味をもちます。
検査中や結果説明の際には、できるだけわかりやすく丁寧にお伝えし、皆様の不安や疑問に寄り添えるよう心がけております。
大切な赤ちゃんの成長を、一緒に見守らせていただければ幸いです。

戸越銀座レディースクリニック
院長 春名 百合愛