なぜ今、性感染症について知る必要があるの？
「特に症状がないから大丈夫」と思っていませんか？
実は、自覚症状がほとんどないまま進行するのが性感染症（Sexually Transmitted Infections：STI）の特徴です。
放置してしまうと、骨盤内に炎症を引き起こし、卵管が詰まったり、癒着したりして将来の不妊や子宮外妊娠の原因になることがあります。また、妊娠中に感染していると、赤ちゃんに影響を与える可能性も。
将来、後悔しないために「今の自分の体」を知り、正しくケアすることが、未来の自分を守る第一歩となります。
どうして感染するの？性感染症（STI）とは？
性感染症とは、性的な接触によって感染する病気の総称です。
- 誰にでも起こりうる病気
現代では決して珍しいものではなく、誰でも感染する可能性があります。自分だけが治っても、パートナーが感染していれば再びうつってしまうため、パートナーとの同時治療が必須です。
性感染症（STI）の感染経路どこから感染する？
| 粘液や体液を介した接触 | もっとも一般的な経路で、性器・肛門・口腔（口）などの「粘膜」の接触が原因です。 射精の有無にかかわらず、粘膜同士の接触や分泌物を通じて感染します。 →性器クラミジア、淋菌、マイコプラズマ・ウレアプラズマ |
| 皮膚同士の接触 | 粘膜だけでなく、皮膚同士のこすれあいで感染するものもあります。ウイルスが付着している皮膚や病変部に直接触れることで感染します。コンドームで覆いきれない部分から感染することもあるため注意が必要です。 →尖圭コンジローマや性器ヘルぺス |
| 血液を介した感染 | 血液中にウイルスや菌が存在する場合、傷口からの侵入などで感染します。 →梅毒、HIV、B型肝炎・C型肝炎など |
| 母子感染 | 妊娠・出産時にお母さんから赤ちゃんへ感染することがあります。 |
どんな検査？何をする？性感染症の検査と治療
- おりもの検査
膣内の分泌物を綿棒で採取します。痛みはほとんどありません。
→淋菌、クラミジア、マイコプラズマ、ウレアプラズマ
- 血液検査
→梅毒やHIV,B型肝炎・C型肝炎などは採血で調べます。
- 視診・組織検査
尖圭コンジローマや性器ヘルペスは視診での診断が基本となります。また、尖圭コンジローマの場合など見た目だけで判断がつかない場合や、他の疾患（良性の腫瘍やがんなど）との区別が必要な場合には、イボの一部を小さく採取して顕微鏡で詳しく調べる「組織検査」を行うことがあります。
※当院では男性の検査はできません。
あなたの「これから」を守るために
性感染症は、特別なことではありません。一番心配なのは、感染することそのものよりも、「気づかないまま放置してしまうこと」です。
「何かおかしいな」という違和感がある方はもちろん、症状がなくても「安心したい」という理由での受診も可能です。いつでもお気軽にご相談ください。
気になる方へのセットプランすべての検査を希望の方へ
性感染症プラン
￥16,500
- 性感染症検査（淋菌・クラミジア・梅毒・HIV・肝炎）
- 膣培養検査（マイコ・ウレアプラズマ）