HPVワクチン
ヒトパピローマウイルス(HPV)は、性的接触のある女性であれば50%以上が生涯で一度は感染するとされている一般的なウイルスです。子宮頸がんや尖圭コンジローマ等、多くの病気の発生に関わっています。2022年4月より子宮頸がんワクチン(HPVワクチン)が積極的勧奨となりました。小学校6年生〜高校1年生相当の女子は公費にて無料でワクチン接種をすることができます。

シルガード9の場合

ガーダシルの場合
* 子宮頸がんワクチンをご希望の方は、接種後院内での観察時間が30分必要となります。以下の通り診療時間終了45分前までに受付にお済ませください。
曜日/ 時間 | 月曜・水曜・金曜 | 火曜・木曜 | 土曜・日曜 |
子宮頸癌ワクチン 最終受付時間 | 16時45分まで | 18時15分まで | 10時45分まで |
麻疹・風疹(MR)ワクチン
麻疹(はしか)と風疹の両方を予防するためのワクチンです。麻疹(はしか)の感染力はウイルスの中でも最も強く、麻疹を発症している人と同じ部屋にいるだけで(空気)感染することがあります。発熱・発疹・咳などの症状が現れます。肺炎・中耳炎・脳炎を合併して発症することがあります。空気感染するため、手洗い、マスクのみでは十分に感染予防できず、予防接種が最も有効な予防方法です。風疹は感染症状を示さない不顕性感染から発熱・発疹などの症状がでるなど、多くは軽症で経過します。
また風疹に対する免疫が不十分な妊娠20週ごろまでの妊婦が風疹ウイルスに感染すると、生まれてくる子供が眼や心臓、耳等に障害をもつ先天性風疹症候群にかかることがあります。そのため、妊娠を考えている方、そのパートナーは風疹抗体を持っておくことが重要です。
MRワクチン任意対象者とスケジュール
大人のMRワクチンは任意接種が可能です。当院ではパードナーとなる男性も対応しております。
- 定期接種2回を完了していない未成年者
- 妊娠を計画している女性とその家族(ワクチン接種後2ヶ月避妊が必要)
- 風疹の抗体が低い、または抗体がない方
- 医療、保育、教育関係者
- 海外渡航を予定している方
風疹抗体検査・風疹関連ワクチン接種に関して、自治体にて助成が出る場合がございます。お住まいの自治体ホームページ等にて必要書類をご確認ください。自治体からの助成を希望される際には必要書類を必ずご持参ください。
インフルエンザワクチン
発熱、頭痛、関節痛、筋肉痛、全身倦怠感等の症状が多く、お子様ではまれに急性脳症、ご高齢の方や免疫が低下している方は2次性の肺炎を伴うなど重症化することがあります。インフルエンザには流行性があり、日本では例年12月〜3月が流行シーズンです。当院では10月ころにホームページにて接種開始のお知らせを行っております。ご希望の方はホームページをご確認ください。
肺炎球菌ワクチン
日本人の約3〜5%の高齢者では鼻や喉の奥に肺炎球菌が常在しているとされます。この菌が何らかのきっかけで進展することで、気管支炎・肺炎・敗血症などの重い合併症を引き起こす頃があります。
肺炎球菌ワクチン定期接種対象者
- 今まで定期接種の対象となる成人用肺炎球菌ワクチンを接種したことがない方
- 65歳の方
※60~65歳未満の方でも、下記に当てはまる方は定期接種の対象者となります。
・ 心臓、腎臓、呼吸器の機能に自己の身辺の日常生活活動が極度に制限される程度の障害がある方
・ ヒト免疫不全ウイルスにより免疫の機能に日常生活がほとんど不可能な程度の障害がある方
定期接種をご希望の方は自治体から届いております接種券を必ずご持参ください。
帯状疱疹ワクチン
帯状疱疹は、過去に水痘(みずぼうそう)にかかった時に体の中に潜伏した水痘帯状疱疹ウイルスが加齢や疲労にて再活性化することによって発症します。皮膚に片側性の痛みを伴う発疹(みずぶくれ)が現れるのが特徴で、合併症の一つに皮膚の症状が治った後にも痛みが残る「帯状疱疹後神経痛」があり、長期間日常生活に支障をきたすことがあります。
肺炎球菌ワクチン定期接種対象者
- 65歳を迎える方 (2025年度から2029年度までの5年間の経過措置として、その年度内に70、75、80、85、90、95、100歳(※2)となる方も対象となります。)
※60~64歳の方でも、下記に当てはまる方は定期接種の対象者となります。
・ 100歳以上の方については、2025年度に限り全員対象となります。
・ ヒト免疫不全ウイルスにより免疫の機能に日常生活がほとんど不可能な程度の障害がある方
帯状疱疹ワクチンをご希望の方は、接種後院内での観察時間が30分必要となります。以下の通り診療時間終了45分前までに受付にお済ませください。定期接種をご希望の方は自治体から届いております接種券を必ずご持参ください。
曜日/ 時間 | 月曜・水曜・金曜 | 火曜・木曜 | 土曜・日曜 |
子宮頸癌ワクチン 最終受付時間 | 16時45分まで | 18時15分まで | 10時45分まで |
アブリスボRSウイルスワクチン
RSウイルスに感染して重症化するのを予防するワクチンです。また、妊婦に接種を行うことで、新生児および乳児におけるRSウイルスを原因とする下気道疾患の予防が可能です。
RSウイルスワクチン任意接種対象者
- ・妊娠24週〜36週の妊婦
- ・60歳以上の成人
価格
子宮頸がんワクチン(シルガード9価) | ¥33,000(税込) |
子宮頸がんワクチン(ガーダシル4価) | ¥17,600(税込) |
風疹・麻疹混合ワクチン(MRワクチン) | ¥11,000(税込) |
風疹ワクチン | ¥7,700(税込) |
帯状疱疹ワクチン | ¥22,000(税込) |
肺炎球菌ワクチン | ¥8,800(税込) |
3種混合ワクチン(百日咳、ジフテリア、破傷風) | ¥5,000(税込) |
インフルエンザワクチン | ¥4,000(税込) |
コロナウイルスワクチン | ¥15,000(税込) 23区在住65歳以上の方は¥2,500(税込) |